常に過去でしかない今
それが時の流れをつくりだす
時の流れは過去を集積化させ
瞬間的な今は過去への始まり
過ぎ去りし時間の
圧倒的多さに
気の重い昨今
過行く時は今年だけではない
生まれしときより今迄
過ぎ去った過去がある
過去の集積
生きた証
その量は年齢にほぼ等しい
未来はは永遠の謎
<明日の同時刻>
は24時間後の未来で
毎日やってくる未来か
永遠にやってこないか
どちらかだろう
2019年12月22日日曜日
2019年11月27日水曜日
花物語
一輪挿しがトイレを飾る
床の間に花を生ける
庭にドウダンの花が鈴なり
生垣には花のマチエール
カーポートにはお天気草が咲く
花が語る
花が語る
花の持っているシチュエーション
ある時盲腸炎で入院した
部屋の隅が花で飾られる
目の前に
目の前に
花がある
昔昔老人が灰をまいた
花を支えるカリウム
またある時庭で新聞を燃やした
バラの根元に灰をまく
咲き乱れていたバラが
清楚な感じになり
忘れるころ咲いていた
床の間に花を生ける
庭にドウダンの花が鈴なり
生垣には花のマチエール
カーポートにはお天気草が咲く
花が語る
花が語る
花の持っているシチュエーション
ある時盲腸炎で入院した
部屋の隅が花で飾られる
目の前に
目の前に
花がある
昔昔老人が灰をまいた
花を支えるカリウム
またある時庭で新聞を燃やした
バラの根元に灰をまく
咲き乱れていたバラが
清楚な感じになり
忘れるころ咲いていた
2019年11月23日土曜日
2019年11月14日木曜日
スピン
夕焼けの里で
朝焼けを見た
オレンジ色に照り映えて
雲が光る
横から入る光は
家々を輝かせた
そして午後一時くらいから
私の部屋は温まる
太陽エネルギーの
強さを悟る
テレビでは
原発反対の
シュプレヒコールが上がる
この国のエネルギーは
この先どうなるのか
日が変わる
例えば今日明日の違い
それも太陽系内の
地球の自転によるか
闇が迫れば
夕焼けを残して
太陽が消える
宇宙船地球号は
スピンしていた
朝焼けを見た
オレンジ色に照り映えて
雲が光る
横から入る光は
家々を輝かせた
そして午後一時くらいから
私の部屋は温まる
太陽エネルギーの
強さを悟る
テレビでは
原発反対の
シュプレヒコールが上がる
この国のエネルギーは
この先どうなるのか
日が変わる
例えば今日明日の違い
それも太陽系内の
地球の自転によるか
闇が迫れば
夕焼けを残して
太陽が消える
宇宙船地球号は
スピンしていた
ハイスクール時代
人が青春時代と呼ぶのは
何時の事だろう
私はハイスクール時代をそう呼んでいる
スポーツに熱中し
やけに広い青空があった
ジャスパージョーンズのハイスクール時代という作品が
あった
それがユーモラスなobjで
たびたび思い出す
それはブロンズなんだが
靴のつま先部分に丸い鏡が埋め込んであった
何故か誰かがやっていたような気がする
何時の事だろう
私はハイスクール時代をそう呼んでいる
スポーツに熱中し
やけに広い青空があった
ジャスパージョーンズのハイスクール時代という作品が
あった
それがユーモラスなobjで
たびたび思い出す
それはブロンズなんだが
靴のつま先部分に丸い鏡が埋め込んであった
何故か誰かがやっていたような気がする
冬眞近かなる秋
冬真近かなる秋
一人住まいの生活
来月が師走とは信じられず
師走の後にくる正月
人恋しく
兄弟の集合に希望をつなぐ
一人の友がたまにやってくる
何故かフランスパンを抱えて
何故か遠いところ
何故か遠いところ
夢をはせて
私と同じか
一人住まいの生活
来月が師走とは信じられず
師走の後にくる正月
人恋しく
兄弟の集合に希望をつなぐ
一人の友がたまにやってくる
何故かフランスパンを抱えて
何故か遠いところ
何故か遠いところ
夢をはせて
私と同じか
晩秋
花開く春を
遠い思い出として
色ずく秋の色
グリーンの変貌は
花開くより激しく
景色を変えた
里山も遠目に色づき
バスからのビューアを
美しく飾る
赤と黄色の鮮やかさが
秋の命か
図抜けた色
それが散るとき
冬になるか
遠い思い出として
色ずく秋の色
グリーンの変貌は
花開くより激しく
景色を変えた
里山も遠目に色づき
バスからのビューアを
美しく飾る
赤と黄色の鮮やかさが
秋の命か
図抜けた色
それが散るとき
冬になるか
去り行く時間
バスに乗ると
僕は自由を獲得する
暫く何もしないでいられる
窓辺から見える風景が
流れ去る時間を象徴する
春夏秋冬
目くるめくローテーション
僕なんて大したことも出来んさ
と 独りごちる
去り行く時間の堆積
その眺めがいいとも悪いともいえぬ
しかし
量はかなりあるな
僕は自由を獲得する
暫く何もしないでいられる
窓辺から見える風景が
流れ去る時間を象徴する
春夏秋冬
目くるめくローテーション
僕なんて大したことも出来んさ
と 独りごちる
去り行く時間の堆積
その眺めがいいとも悪いともいえぬ
しかし
量はかなりあるな
2019年11月5日火曜日
夏の一日
外気の熱気水銀柱を上げ
内気の熱気水銀柱を下げ
温度差何度だろう
室内は居心地良し
そんな時
友が遠方よりやってきて
玄関でスイカを下げ
笑ている
大玉のスイカは二つに割れ
細胞分裂した
一つを冷蔵庫にしまう
冷たくなったスイカ何年ぶりだろう
ひょっとすると十年以上か
かぶりつくスイカ一つ
二人では大き過ぎた
内気の熱気水銀柱を下げ
温度差何度だろう
室内は居心地良し
そんな時
友が遠方よりやってきて
玄関でスイカを下げ
笑ている
大玉のスイカは二つに割れ
細胞分裂した
一つを冷蔵庫にしまう
冷たくなったスイカ何年ぶりだろう
ひょっとすると十年以上か
かぶりつくスイカ一つ
二人では大き過ぎた
夏の光
夏の日射しに葉の表を光らせ
葉の色判別しかねる
夏の日射し強く
昔の夏の風景を思い出す
旅に出た山や半島や島
其処ではバリエーションある光あり
そうゆう所を歩いた
そこで響くは静寂さか
あるいは蝶の羽音か
葉の色判別しかねる
夏の日射し強く
昔の夏の風景を思い出す
旅に出た山や半島や島
其処ではバリエーションある光あり
そうゆう所を歩いた
そこで響くは静寂さか
あるいは蝶の羽音か
閉店
つらつら
つらつら
と
アパートの一室
飽きると部屋を出る
コンビニのコーヒー飲みに
(自前のもあるけど)
朝晩に一番星一等星を見かける
たまに通行人に会釈をする
お早う 今晩は
そのコンビニが
閉店となる
その半額セールより
開店を続けて貰いたかった
店の人たちは
何故か楽しそう
うきうきと
何か僕は見落としたか
うっかりと
つらつら
と
アパートの一室
飽きると部屋を出る
コンビニのコーヒー飲みに
(自前のもあるけど)
朝晩に一番星一等星を見かける
たまに通行人に会釈をする
お早う 今晩は
そのコンビニが
閉店となる
その半額セールより
開店を続けて貰いたかった
店の人たちは
何故か楽しそう
うきうきと
何か僕は見落としたか
うっかりと
雨
雨が降るときの空を見たことがなかった
其れに気ずき
盲点ばやりの世情に気ずく
意外性をしきりと強調する人々
クリエイティブな話をしたい人のコンセプト
普通では済まさせない
なんとロスの多い国だろう
ざわざわと
其れに気ずき
盲点ばやりの世情に気ずく
意外性をしきりと強調する人々
クリエイティブな話をしたい人のコンセプト
普通では済まさせない
なんとロスの多い国だろう
ざわざわと
2019年11月4日月曜日
暗雲
友人と散歩せし折
南の空に暗雲立ち込めし
その黒々とした雲は
不吉な事の前兆か
最近世情怪しきにて
一層思いはつのりし
雲の黒い色は
一種異様な色なり
まるで黒い雨でも降りそうな
夕焼け鮮やかなこの地にて
明日はどうゆう天候なりや
南の空に暗雲立ち込めし
その黒々とした雲は
不吉な事の前兆か
最近世情怪しきにて
一層思いはつのりし
雲の黒い色は
一種異様な色なり
まるで黒い雨でも降りそうな
夕焼け鮮やかなこの地にて
明日はどうゆう天候なりや
ローマの夏
憂いに満ちた日々の後
友人とヨーロッパへ出かける
パスポートの写真が色黒で
アジア人とゆう感じだ
コペンハーゲン経由でローマに
向かった
ダビンチ空港からバスでテルミーニ駅着
近くのホテルに泊まる
ホテルの部屋には
観音開きのガラリ戸があり
夏の暑さを凌ぐ
そして駅の前一帯はぴんころ石でおおられている
其処をジプシーの子供が走る
長い歴史はその石に轍の跡を刻む
ゲーテの馬車も其処を通ったであろうか
そしてモーツアルトも
友人とヨーロッパへ出かける
パスポートの写真が色黒で
アジア人とゆう感じだ
コペンハーゲン経由でローマに
向かった
ダビンチ空港からバスでテルミーニ駅着
近くのホテルに泊まる
ホテルの部屋には
観音開きのガラリ戸があり
夏の暑さを凌ぐ
そして駅の前一帯はぴんころ石でおおられている
其処をジプシーの子供が走る
長い歴史はその石に轍の跡を刻む
ゲーテの馬車も其処を通ったであろうか
そしてモーツアルトも
2019年8月16日金曜日
心の遠景
誰しも思い出は遠くにあり
その遠景は
茫漠として形にならない
人の一生とは
人の一生とは
過去の時間の地層
たまに出るアンモナイト
化石化した時間
思い出の中の友人たちは
どうしているだろうか
その遠景は
茫漠として形にならない
人の一生とは
人の一生とは
過去の時間の地層
たまに出るアンモナイト
化石化した時間
思い出の中の友人たちは
どうしているだろうか
2019年8月15日木曜日
庭のプラタナス
小さな小さなとき
私は3本のプラタナスの葉陰で育った
2本使えばハンモックで寝る
後は子守の背でねる
長じてみればそこは物干し場と化した
師走も押し詰まると
枝降ろしが私の役目
それを終えた時
晦日の安息
正月来るぞ待つぞ
少年時代
私は3本のプラタナスの葉陰で育った
2本使えばハンモックで寝る
後は子守の背でねる
長じてみればそこは物干し場と化した
師走も押し詰まると
枝降ろしが私の役目
それを終えた時
晦日の安息
正月来るぞ待つぞ
少年時代
天空光
天頂を中心に広がる
雲の広がり
遥か地平線までも
その中にすっぽり収まる
天空光
光の強さはどこまでも均質だ
四季あれば
どの季節が似合うだろうか
梅雨空のどんよりする空とは
違う
春先の曙か
2019年8月14日水曜日
冬と夏
冬に期待するもの
精粋さと言葉にしてみた
まるで雨で汚れ落ちした
空気を求めるよう
昔々白馬岳に登った
登山口から2時間でついた
大雪渓の空気がそれか
大雪渓にはクレパスあり
落石あり
頂上に着き山小屋あり
そこで落石による訃報をを聞いた
幼き少年は笑っているだけだった
精粋さと言葉にしてみた
まるで雨で汚れ落ちした
空気を求めるよう
昔々白馬岳に登った
登山口から2時間でついた
大雪渓の空気がそれか
大雪渓にはクレパスあり
落石あり
頂上に着き山小屋あり
そこで落石による訃報をを聞いた
幼き少年は笑っているだけだった
難破船
アパートの一室
たまに外に出て
外気と馴染む
三等船客の住人は
近くのコンビニの常客だ
国の行く末なんて文字化できない
見上げれば電線が青空を二分し
上が八分で下が二分だ
いつも気になる電柱
無くなることは永遠にない
この辺は郊外だ
青空と曇りの数をたしても
365日にならない
その他の日、雨雪
その日がきつい
しかし雨は何かを流してくれる
雪は綺麗だが
貧相だ
ふと故郷を思えば
青空が広い
たまに外に出て
外気と馴染む
三等船客の住人は
近くのコンビニの常客だ
国の行く末なんて文字化できない
見上げれば電線が青空を二分し
上が八分で下が二分だ
いつも気になる電柱
無くなることは永遠にない
この辺は郊外だ
青空と曇りの数をたしても
365日にならない
その他の日、雨雪
その日がきつい
しかし雨は何かを流してくれる
雪は綺麗だが
貧相だ
ふと故郷を思えば
青空が広い
2019年8月8日木曜日
2019年8月7日水曜日
希望
暗きトンネル抜けて
ハッとするは<雪国>ばかりでは無く
人の心にありし
この構図を使いし作品
数多きと思いし
辛き心の先に希望なくば
人は生きられぬ
昔昔光あふるる世界があった
いつも晴天と勘違いする
天気があった
現実と思い出の交錯
思い出と意識の中で
探索し
和歌ができた
字数を増やして
詩ができた
私の進行中の現実は
意識中に現実があるか
現実の中に意識があるのか
そのような事実認識は対立なく
私の中にある
ハッとするは<雪国>ばかりでは無く
人の心にありし
この構図を使いし作品
数多きと思いし
辛き心の先に希望なくば
人は生きられぬ
昔昔光あふるる世界があった
いつも晴天と勘違いする
天気があった
現実と思い出の交錯
思い出と意識の中で
探索し
和歌ができた
字数を増やして
詩ができた
私の進行中の現実は
意識中に現実があるか
現実の中に意識があるのか
そのような事実認識は対立なく
私の中にある
二個と鈴なりの柿
朝部屋を出る
すぐ目の前に広がる風景
冬枯れの前の秋色
そこに置かれた二本の柿の木
一本には二個の柿
もう一本には鈴なりの柿
この差は野鳥の好みか
好まれれば二個嫌われれば鈴なり
そして残り物を食べる人はいない
二個の柿が落ちた時に冬がやってくる
はっきりと
そしてある日一個となり
霜が降りた
すぐ目の前に広がる風景
冬枯れの前の秋色
そこに置かれた二本の柿の木
一本には二個の柿
もう一本には鈴なりの柿
この差は野鳥の好みか
好まれれば二個嫌われれば鈴なり
そして残り物を食べる人はいない
二個の柿が落ちた時に冬がやってくる
はっきりと
そしてある日一個となり
霜が降りた
落葉樹の山
帰路のバスの中
遠望すれば
落葉樹の山
緑の持つ濃淡が
霞の向こうにある
バスは切通しで右に折れ
昔通った蕎麦屋あり
東京の一地方の感ありて
わが心バスが走るほどの
自由を持ち
不透明な先行きを考える
遠望すれば
落葉樹の山
緑の持つ濃淡が
霞の向こうにある
バスは切通しで右に折れ
昔通った蕎麦屋あり
東京の一地方の感ありて
わが心バスが走るほどの
自由を持ち
不透明な先行きを考える
2019年8月6日火曜日
2019年3月3日日曜日
フェノメナ<夫唱婦随>
夫婦間の意思決定を多数決の原理で行うこととする。
ある決定に対してyes,no,の判断を夫婦が仰ぐとすると
夫 妻
1, yes yes
2, yes no
3, no yes
4, no no
の4通りである。
1の場合は夫婦両者が賛意をしめす。
2と3の場合は意思決定は不明である。
4の場合は夫婦両者が反意を示す。
よって1と4の場合のみ意思決定が可能となる。
それが夫唱婦随の正体であろう。
ある決定に対してyes,no,の判断を夫婦が仰ぐとすると
夫 妻
1, yes yes
2, yes no
3, no yes
4, no no
の4通りである。
1の場合は夫婦両者が賛意をしめす。
2と3の場合は意思決定は不明である。
4の場合は夫婦両者が反意を示す。
よって1と4の場合のみ意思決定が可能となる。
それが夫唱婦随の正体であろう。
2019年2月26日火曜日
2019年2月15日金曜日
小さな石橋
昔住んでいた家の前には川が流れていた。北側の垣根に沿っていた幅2m程の川に橋が架かっていた。御影石の一枚岩で出来ている石橋という訳だ。たたいて渡る程のことも無かったが。遠い記憶の中で、私は橋の上で母親と一緒にしゃがみ込んで、道路を通る車の数を数えた。そして数
を憶えた。隣のお菓子屋さんが釣り銭を間違えないと褒めてくれた。そのような記憶は一番古い記憶に思える。幼児体験の一番古いやつだ。そしてその後に様々な記憶が甦る。高木の欅の中どうだんツツジの脇で白人の幼児が戯れる。幼児は棕櫚の木をターンして往復する。(おもちゃの車で)私は私で相手になるのでもなくプラタナスの陰で何かをしている。東西軸の廊下のの脇は廊下と平行にプラタナスが植わりその間が子供の遊び場だ。兵士の息子は本国へ帰り何をしているのだろうか。歳は
10歳ほどはなれているので、もう60歳に近いだろう。彼の記憶には私の記憶はないだろう。
を憶えた。隣のお菓子屋さんが釣り銭を間違えないと褒めてくれた。そのような記憶は一番古い記憶に思える。幼児体験の一番古いやつだ。そしてその後に様々な記憶が甦る。高木の欅の中どうだんツツジの脇で白人の幼児が戯れる。幼児は棕櫚の木をターンして往復する。(おもちゃの車で)私は私で相手になるのでもなくプラタナスの陰で何かをしている。東西軸の廊下のの脇は廊下と平行にプラタナスが植わりその間が子供の遊び場だ。兵士の息子は本国へ帰り何をしているのだろうか。歳は
10歳ほどはなれているので、もう60歳に近いだろう。彼の記憶には私の記憶はないだろう。
都市
モダニズムの作り出す都市は
墓石建築の集合と見なされた
ミース、コルビジェがその走りか
最近のTVでは定点観測的に
都市の風景が広がる
暮れなずむ都市の風景は
夜景が美しい
一つのビルが一つの照明器具らしき
その照明器具はスマートさを
競い合っている
電気都市東京
墓石建築の集合と見なされた
ミース、コルビジェがその走りか
最近のTVでは定点観測的に
都市の風景が広がる
暮れなずむ都市の風景は
夜景が美しい
一つのビルが一つの照明器具らしき
その照明器具はスマートさを
競い合っている
電気都市東京
夕映えのある風景
どこの国へ落下するのか
つるべ落としの太陽
山の向うには広大な国がでもあるか
その時私の国の空が赤く染まる
夕映えた空と山々
夕映えたその向うが未知の国
つるべ落としの太陽
その時だけ自転速度が早まるかのよう
我が国の西の方角には
広大な中国があった
地平線のある国
其処での夕映えた風景は
其処からも西の果てに映るだろう
つるべ落としの太陽
山の向うには広大な国がでもあるか
その時私の国の空が赤く染まる
夕映えた空と山々
夕映えたその向うが未知の国
つるべ落としの太陽
その時だけ自転速度が早まるかのよう
我が国の西の方角には
広大な中国があった
地平線のある国
其処での夕映えた風景は
其処からも西の果てに映るだろう
2019年2月13日水曜日
フェノメナ<池>
母の実家の近くに、池があった。水の澄んだ奇麗な池である。池の縁に
紅葉の木が生えていた。縁に生えているせいか、根がむき出し一部水没している。その水没している根元に、カエルの卵が見えた。透明な直径
3cm位の管にぽつりぽつりと黒い点が見える。黒い点一つがオタマジャクシ一匹になるのであろう。その池は実家の脇を流れている河の水源地
であった。母はその河に流されて嫁にきたかのようだ。
紅葉の木が生えていた。縁に生えているせいか、根がむき出し一部水没している。その水没している根元に、カエルの卵が見えた。透明な直径
3cm位の管にぽつりぽつりと黒い点が見える。黒い点一つがオタマジャクシ一匹になるのであろう。その池は実家の脇を流れている河の水源地
であった。母はその河に流されて嫁にきたかのようだ。
道
母の実家の近くの狭山丘陵に六道山と言う小さな峠があった。六道と云えば仏教に名高い六つの道だろう。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天、以上の六道だ。そこは六つの道が放射線状に出ている所で小さな峠であった。幼児であった私は、そこで土器の破片で遊んだ覚えがある。
ある時六道のうちの東に向かう一道を東に向かった。何道かわからぬが。丘陵に沿って一時間程歩くと多摩湖畔にでた。それが人間道で有れば良いと思う。多摩湖畔はその後絵を描きに良く出かけた。スワニーな
感じの奇麗な湖の湖畔であるから。
ある時六道のうちの東に向かう一道を東に向かった。何道かわからぬが。丘陵に沿って一時間程歩くと多摩湖畔にでた。それが人間道で有れば良いと思う。多摩湖畔はその後絵を描きに良く出かけた。スワニーな
感じの奇麗な湖の湖畔であるから。
2019年2月12日火曜日
フェノメナ<河辺の歌>
少年時代僕はプロ野球の二軍の試合を見に行った
観客は少ない
知っている選手は一人だけ
テレビで見かけた二軍落ちした選手だ
何となく風景を独り占めした感、
そしてそのような野球場の向こう側に河が流れる
多摩川だ
自転車での行動半径の南の果てだ
ある時兄に聞いて釣り道具一式を揃えた
それはフナ釣りをやるためである
そして河にでかける
引きは無かったつまり吊れなかった
その時使った餌がサシと呼ばれる蠅の幼虫である
それは小振りな釣り道具に調度あっていた
ある時瓶の中に入れておいた幼虫が蠅に変わった
それは不思議な現象で瓶の中という閉じた系の中で見事に変態していた
まるで質量保存則は成り立たないかのように
それは立派な体格だった
観客は少ない
知っている選手は一人だけ
テレビで見かけた二軍落ちした選手だ
何となく風景を独り占めした感、
そしてそのような野球場の向こう側に河が流れる
多摩川だ
自転車での行動半径の南の果てだ
ある時兄に聞いて釣り道具一式を揃えた
それはフナ釣りをやるためである
そして河にでかける
引きは無かったつまり吊れなかった
その時使った餌がサシと呼ばれる蠅の幼虫である
それは小振りな釣り道具に調度あっていた
ある時瓶の中に入れておいた幼虫が蠅に変わった
それは不思議な現象で瓶の中という閉じた系の中で見事に変態していた
まるで質量保存則は成り立たないかのように
それは立派な体格だった
2019年2月11日月曜日
白い道
フォーカスに向かって
歩く
白い道を
両サイド良く見えぬ
私の意識は道にだけスポットライトが当たる様
海抜何メートルか
信州の山の中
テニスコート迄白く
黒土地帯では無い様
海抜の違いか
一人歩くその道は
何に例えよう
2019年2月9日土曜日
フェノメナ<黒曜石>
実家には地名と成っている畑があった
其処には矢尻がでた
数にして40個ぐらいであった
子供時代の宝物である
打製石器の美しさは見事である
石は黒曜石
そして実家の前には
黒曜石の交易ルートがはしる
其のルートは奥多摩から山梨へ抜けていた
真冬の花
上空に寒気団押しよせ
山の表層に花が咲く
樹氷
昔、友と蔵王にいったおり
見逃した
友はそんなつもり無く
スキーにいそしむ
遠出のスキヤーは樹氷をを背にして滑る
真冬の花は輝き
スキヤーの顔を黒くする
2019年2月7日木曜日
フェノメナ3
画家の自画像面白き
髭面の立ちポーズ
右手にもつはパレットなり
パレットに置かれた色
万遍無く
色の配置少なめで
実在のパレットと絵の中のパレット?
双方同じ色であった
自画像は鏡に写りし自分である?
フェノメナ<万年カレンダー>
ある時ぼくは気づいた
364が7の倍数であることに
ということは
一年365日は52週と一日である
52週は13か月とゆうことになる
ここで
一年を13か月と定義づけよう
すると
毎年曜日と日付が一致することになる
それ故毎年同じカレンダーで済むことになる
ここで気がかりなのは余った1日である
この処理に関しては
ケプラー法則を参照すればよい
2019年2月1日金曜日
夜
スピンする
第三惑星地球に
闇が訪れた
宇宙船の如く飛ぶ惑星
昼夜は光の有る無し
そして太陽の周りを飛ぶ
是だけの話が
古代に解明されていた
しかしインドの宇宙観は
四匹の象の上に乗った円盤が
自国のグラウンドだ
是を覆すは
コロンブスか
ローマにあるエントランス
それはラプァエロの絵なのだが
そこからアテネは
アカデメイヤに飛ぶ
古代のアテネは
知育体育の花盛り
そして闇の中で静まり返る
パルテノン
朝日で輝く瞬間を待っていた
横から突き刺す光あれば
輝く色は何色だろう
2019年1月31日木曜日
フェノメナ<台風>
例えば風強き日
即ち台風で
屋根が飛ぶ事がたまに在りし
まるでかすがいなきかの如く
飛ぶ
しかし其の確率は多摩川の氾濫する其れの如し
たまたまに
風が左から強き折切妻に風当たりしは
右下がりの勾配の屋根に
揚力働きし
風速強まれば屋根が飛ぶなり
たまには
フェノメナ<照りつける太陽>
ある時友人3人と大島へ行った
夜を船で過ごし明け方着いた
そして当時出来立ての
遊歩道を歩く
夏盛の太陽が照りつける
そこで目を引いたの物が
ミミズの死骸の山であった
遊歩道には草地との段差があり
ミミズは遊歩道に落ちたら
草地に這い上がる事ができなかった
ミミズは日干しであった
ミミズは2次元の世界を生きていたのであった
フェノメナ<自動巻ゼンマイ時計>
かつて
世界の時計は
みな狂っていた
そう考えた瞬間
電波時計が出現した
その時世界の時計は
皆合った
何年かして地震がおきた
その際に電波時計が
通用しなかった
それで自動巻ぜんまい時計をかった
フェノメナ<砂金>
かつて小川には
金が出た
さらさら流れる
小川に出るのは
砂金であった
比重の最大なる物をこすには
小川の底の砂地を水でこせば良かった
水で砂を流してしまえば
砂金がざるの底に残る
お金には成らない子供の遊びというわけだ
せせらぎ無き時代欲しく成る小川のせせらぎ
フェノメナ<今昔>
昔昔我が家の畑の脇に
森があった
こんもりとして遠くからも目立った
其の中には
日中でもヒンヤリとし
苔むしたような空間に
水車小屋があった
ところが今はマンションが立ち
森が消えた
フェノメナ<完熟トマト>
晩夏には
収穫を終えたトマトの木が
横になる
其の頂部に一個のトマトが
なっている
完熟トマト
水浴おえた子供たちが畑で遊ぶ
其の一個のトマトの甘みが
終生忘れられない
味と成る
そしてトマトの木は
一つの素描画となっていた
朝日
一方で御来光有りとすれば
一方で家々の谷間に射す光有り
散歩がてら
谷間の光で暖まる
新鮮な外気に浸され
体が洗われる
ぬくぬくとしたダウンコートがそれを助ける
先だっての件 キンモクセイの香りがしたのに
今は真冬の感
そうだろう
部屋に戻り
暖房をきかす
最近買ったばかりの椅子が迎えてくれた
冬に期待するもの
凍てつく冬の空気は
遠くに見える山のエッジを
鋭くし
列車での旅にて
外を見やれば
行き先を
阻むが如く
立ちはだかる山
呼吸程よく楽になりて
山に向かって列車は走り
目的地は山の懐か
山の懐には
炭火在りし
囲炉裏在りて
暖をとる配剤なり
炭火の赤い輝きが
赤々と具合良し
山々の色炭火の色
鮮烈な配置
コントラスト強く
鮮やかに
宴の後
夢中になること
それは毎日が宴だ
桜咲きそして散り
その間変わりなき時間が過ぎ
今年は今年の風が吹くか
その時ふと思う
今年のパースペクティブ
既に3ヶ月過ぎ
やっと今年に慣れたか
ふと先行きの消点は人生の終着駅か
たまには道中羽目を外し
宴も良いだろう
そして今夏盛り
蝉のはかなさ
つくずく思う
冬枯れの欅
冬枯れの欅
枯れ葉落ち
蚕食されたような木々の梢
冬枯れの欅
2泊3日で帰った実家で
空を見上げる
枝枝にムクドリがたまに止まり
私は実家に泊まるという訳だ
昔はこの季節地面は霜柱で固まり
足音はザクザクと響く
そして
松の内は少し御目出度かった
正月も二日を廻り
私は自分の部屋に帰る
帰路の車の中ではベートーベンが鳴った
2019年1月25日金曜日
2019年1月7日月曜日
夏の日
夏の日<その1>
目の前の草むらの脇に
笹が束になり広がっている
それを見ると実家の庭に出る
トカゲを思い出す
戸袋の下にきつい日差しの中
サボテン間をトカゲが這う
ちょろちょろと
その動きは目の動きに似て素早い
はるか上空には
入道雲が光る
思いは遠く異国の地を思い
目の前のトカゲ一匹を思う
ふと目を上げると
鯉のぼりの泳いでいた場所が
空だ
その向うに青桐が高くそびえる
青桐は成長が早く
他の二本と丁度よく並んで
三本が天を突くようにそびえる
左から青桐、欅、樫の木と
葉は一定のリズムで風に舞うかのよう
表裏を見せつける
ぴかぴかと
<その2>
小さな入り江にテントを張った
半島の夏
キャンプをしようというわけだ
そして目の前の海水は役に立たず
真水を求め
入り江から少しあがった所、道路迄でる
其処には水道が来ていて真水がでた
海の脇とはいえ真水が不可欠という訳だ
南海の赤道直下漂流する一隻のボート
そこにも真水が不可欠だ
凪の中
漂流を続けるボート
帆は役に立たず
どこへ行くのか
偶然発見されるのを待つばかりの運命か
様々な夏の日
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