私の詩文庫
2018年12月14日金曜日
これが詩作の現場です。とりあえず現場を紹介します。
あの夏
あの夏
夏と秋がだぶった初秋
人々はゾロ東京へ帰った
未だに山麓にある大学の山小屋にいる
山小屋の近くにススキがはえそろう
それらが初秋を告げ
その時
群れより離れた自分を見つけた
今思えば何を待ち望んでかを
はっきり理解した
ススキを揺らす風が頬をなぜる
その冷気が夏の終わりを告げている
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