冬に期待するもの
精粋さと言葉にしてみた
まるで雨で汚れ落ちした
空気を求めるよう
昔々白馬岳に登った
登山口から2時間でついた
大雪渓の空気がそれか
大雪渓にはクレパスあり
落石あり
頂上に着き山小屋あり
そこで落石による訃報をを聞いた
幼き少年は笑っているだけだった
浜にてのおしゃべり
二人での会話が途切れる
凪
つゆとも気づかず
凪の持つ静けさ
赤道直下における
凪
先行き待つものは?
アパートの一室
たまに外に出て
外気と馴染む
三等船客の住人は
近くのコンビニの常客だ
国の行く末なんて文字化できない
見上げれば電線が青空を二分し
上が八分で下が二分だ
いつも気になる電柱
無くなることは永遠にない
この辺は郊外だ
青空と曇りの数をたしても
365日にならない
その他の日、雨雪
その日がきつい
しかし雨は何かを流してくれる
雪は綺麗だが
貧相だ
ふと故郷を思えば
青空が広い