風強き
向日葵揺れて
埃舞い
春一番春の嵐
外に出れば
光に溢れ
過ぎ去りし
冬も思い出さず
毎年待ち望む
桜の花よ
一足早い山桜
可憐が命で
故郷に咲く
2019年8月16日金曜日
心の遠景
誰しも思い出は遠くにあり
その遠景は
茫漠として形にならない
人の一生とは
人の一生とは
過去の時間の地層
たまに出るアンモナイト
化石化した時間
思い出の中の友人たちは
どうしているだろうか
その遠景は
茫漠として形にならない
人の一生とは
人の一生とは
過去の時間の地層
たまに出るアンモナイト
化石化した時間
思い出の中の友人たちは
どうしているだろうか
2019年8月15日木曜日
庭のプラタナス
小さな小さなとき
私は3本のプラタナスの葉陰で育った
2本使えばハンモックで寝る
後は子守の背でねる
長じてみればそこは物干し場と化した
師走も押し詰まると
枝降ろしが私の役目
それを終えた時
晦日の安息
正月来るぞ待つぞ
少年時代
私は3本のプラタナスの葉陰で育った
2本使えばハンモックで寝る
後は子守の背でねる
長じてみればそこは物干し場と化した
師走も押し詰まると
枝降ろしが私の役目
それを終えた時
晦日の安息
正月来るぞ待つぞ
少年時代
天空光
天頂を中心に広がる
雲の広がり
遥か地平線までも
その中にすっぽり収まる
天空光
光の強さはどこまでも均質だ
四季あれば
どの季節が似合うだろうか
梅雨空のどんよりする空とは
違う
春先の曙か
2019年8月14日水曜日
冬と夏
冬に期待するもの
精粋さと言葉にしてみた
まるで雨で汚れ落ちした
空気を求めるよう
昔々白馬岳に登った
登山口から2時間でついた
大雪渓の空気がそれか
大雪渓にはクレパスあり
落石あり
頂上に着き山小屋あり
そこで落石による訃報をを聞いた
幼き少年は笑っているだけだった
精粋さと言葉にしてみた
まるで雨で汚れ落ちした
空気を求めるよう
昔々白馬岳に登った
登山口から2時間でついた
大雪渓の空気がそれか
大雪渓にはクレパスあり
落石あり
頂上に着き山小屋あり
そこで落石による訃報をを聞いた
幼き少年は笑っているだけだった
難破船
アパートの一室
たまに外に出て
外気と馴染む
三等船客の住人は
近くのコンビニの常客だ
国の行く末なんて文字化できない
見上げれば電線が青空を二分し
上が八分で下が二分だ
いつも気になる電柱
無くなることは永遠にない
この辺は郊外だ
青空と曇りの数をたしても
365日にならない
その他の日、雨雪
その日がきつい
しかし雨は何かを流してくれる
雪は綺麗だが
貧相だ
ふと故郷を思えば
青空が広い
たまに外に出て
外気と馴染む
三等船客の住人は
近くのコンビニの常客だ
国の行く末なんて文字化できない
見上げれば電線が青空を二分し
上が八分で下が二分だ
いつも気になる電柱
無くなることは永遠にない
この辺は郊外だ
青空と曇りの数をたしても
365日にならない
その他の日、雨雪
その日がきつい
しかし雨は何かを流してくれる
雪は綺麗だが
貧相だ
ふと故郷を思えば
青空が広い
2019年8月8日木曜日
2019年8月7日水曜日
希望
暗きトンネル抜けて
ハッとするは<雪国>ばかりでは無く
人の心にありし
この構図を使いし作品
数多きと思いし
辛き心の先に希望なくば
人は生きられぬ
昔昔光あふるる世界があった
いつも晴天と勘違いする
天気があった
現実と思い出の交錯
思い出と意識の中で
探索し
和歌ができた
字数を増やして
詩ができた
私の進行中の現実は
意識中に現実があるか
現実の中に意識があるのか
そのような事実認識は対立なく
私の中にある
ハッとするは<雪国>ばかりでは無く
人の心にありし
この構図を使いし作品
数多きと思いし
辛き心の先に希望なくば
人は生きられぬ
昔昔光あふるる世界があった
いつも晴天と勘違いする
天気があった
現実と思い出の交錯
思い出と意識の中で
探索し
和歌ができた
字数を増やして
詩ができた
私の進行中の現実は
意識中に現実があるか
現実の中に意識があるのか
そのような事実認識は対立なく
私の中にある
二個と鈴なりの柿
朝部屋を出る
すぐ目の前に広がる風景
冬枯れの前の秋色
そこに置かれた二本の柿の木
一本には二個の柿
もう一本には鈴なりの柿
この差は野鳥の好みか
好まれれば二個嫌われれば鈴なり
そして残り物を食べる人はいない
二個の柿が落ちた時に冬がやってくる
はっきりと
そしてある日一個となり
霜が降りた
すぐ目の前に広がる風景
冬枯れの前の秋色
そこに置かれた二本の柿の木
一本には二個の柿
もう一本には鈴なりの柿
この差は野鳥の好みか
好まれれば二個嫌われれば鈴なり
そして残り物を食べる人はいない
二個の柿が落ちた時に冬がやってくる
はっきりと
そしてある日一個となり
霜が降りた
落葉樹の山
帰路のバスの中
遠望すれば
落葉樹の山
緑の持つ濃淡が
霞の向こうにある
バスは切通しで右に折れ
昔通った蕎麦屋あり
東京の一地方の感ありて
わが心バスが走るほどの
自由を持ち
不透明な先行きを考える
遠望すれば
落葉樹の山
緑の持つ濃淡が
霞の向こうにある
バスは切通しで右に折れ
昔通った蕎麦屋あり
東京の一地方の感ありて
わが心バスが走るほどの
自由を持ち
不透明な先行きを考える
2019年8月6日火曜日
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