2019年12月22日日曜日

現在 過去 未来

常に過去でしかない今
それが時の流れをつくりだす
時の流れは過去を集積化させ
瞬間的な今は過去への始まり

過ぎ去りし時間の
圧倒的多さに
気の重い昨今
過行く時は今年だけではない
生まれしときより今迄
過ぎ去った過去がある
過去の集積
生きた証
その量は年齢にほぼ等しい
 
未来はは永遠の謎
<明日の同時刻>
は24時間後の未来で
毎日やってくる未来か
永遠にやってこないか
どちらかだろう  



2019年11月27日水曜日

花物語

一輪挿しがトイレを飾る

床の間に花を生ける
庭にドウダンの花が鈴なり

生垣には花のマチエール
カーポートにはお天気草が咲く
花が語る
花が語る
花の持っているシチュエーション

ある時盲腸炎で入院した
部屋の隅が花で飾られる

目の前に
目の前に

花がある

昔昔老人が灰をまいた
花を支えるカリウム

またある時庭で新聞を燃やした
バラの根元に灰をまく
咲き乱れていたバラが
清楚な感じになり
忘れるころ咲いていた

パイプ

紫煙と競って
香りが拡散する
マグリットがパイプに言及する
絵画を見れば
多重的な構成
その構成は
キャンバスを砕く
コスモスだから

群衆

都会のホテル
一人閉じこもる
喧噪の中
部屋の窓から見えるのは
ドームに行きかう
人々の群れ
人生のテーマを考えさせる
親しき物何も無き世界で

空

曇天多しこの地方
晴れ曇り雨
比率は如何
それぞれ
体に浸み込む天候よ
神の采配感じつつ
晩年を過ごすか
バスは何時ものように走り
人の技と自然の技ありて
十全
それで体がもつのかや

2019年11月23日土曜日

春夏秋冬

     春


自然が芽吹き
花弁が開き
蝶が舞う
カメラ持ち出し
チャンスを狙う


     夏


日はカンカン照り
日傘なしでは
外出無用


     秋


空気が澄み
奈良の都を思い出す


     冬


中央線に乗る
凍てつく山波美しき
立ちはだかる山波よ

鉛筆のような人形

    紫煙の部屋

アンティークな部屋
詩人は煙草を燻らせる


    グリーンの中の青空

ここが大都会の中か
青空の地に高層ビル群が図となる
豊かな緑が首を絞める
そして噎せかえる

     
    薄暗がりの握手


公園の中の浮浪者と
美女が握手をする
薄暗がりの中



    鉛筆のような人形


薄暗がりの中の美女は
鉛筆の様な人形であった