2019年11月4日月曜日

暗雲

友人と散歩せし折
南の空に暗雲立ち込めし
その黒々とした雲は
不吉な事の前兆か
最近世情怪しきにて
一層思いはつのりし
雲の黒い色は
一種異様な色なり
まるで黒い雨でも降りそうな
夕焼け鮮やかなこの地にて
明日はどうゆう天候なりや

ローマの夏

憂いに満ちた日々の後
友人とヨーロッパへ出かける
パスポートの写真が色黒で
アジア人とゆう感じだ
コペンハーゲン経由でローマに
向かった
ダビンチ空港からバスでテルミーニ駅着
近くのホテルに泊まる
ホテルの部屋には
観音開きのガラリ戸があり
夏の暑さを凌ぐ
そして駅の前一帯はぴんころ石でおおられている
其処をジプシーの子供が走る
長い歴史はその石に轍の跡を刻む
ゲーテの馬車も其処を通ったであろうか
そしてモーツアルトも

2019年8月16日金曜日

春

風強き
向日葵揺れて
埃舞い
春一番春の嵐

外に出れば
光に溢れ
過ぎ去りし
冬も思い出さず
毎年待ち望む
桜の花よ

一足早い山桜
可憐が命で
故郷に咲く
 
 
 

春の岬

昔から幾多の船乗り
眺めしや
岬の先端に灯台在り
まるで幾何学の線のように
開く入江
灯台の足元に蜜蜂の群れ
雑草の群れ足元に

消失

限りなく夜が深い
寝しなに
自分とは
自分とは
問うこと限りなし
問いの怖さは
どこから来るのか
自分が世の中と共に消失するよう
何か
何か
別のもの

それが自分の消失か


心の遠景

誰しも思い出は遠くにあり
その遠景は
茫漠として形にならない
人の一生とは
人の一生とは
過去の時間の地層
たまに出るアンモナイト
化石化した時間
思い出の中の友人たちは
どうしているだろうか

草と月光

雑草の息吹溢るる
広っぱで
子供が遊び撓むる
昼の息吹溢れる所
子供溢れる
夜になり月光の溢れる所
街灯あり
月光の光似合う所あり
マグリットの絵のように