2019年8月8日木曜日

無題

齢を重ね
日々の暮らしと面接をし
選んでゆくもの
減らず

勿論意義のある
人生の目論見

それを携え
やるべき事が出てきたか

冬の旅

冬近づくにつれて
山岳地帯は雪を被り
冬のただなかでも
遠目では変わらず
凍てつく空気を通し
山並みは屹立する壁だ
平面を二分すしその向こう側には
なにがあるのか
その山並みは石をカットしたようだ
 
中央線は山梨へ入ると
勝沼駅がまっさらの地面
背筋が少々寒くなる
その昔はワインの産地として
知られたのに
事情が分からず
八ヶ岳が目的地とすれば
道すがらの風景

寒々とし
それでも山並み美し

山並みの美しさは日本離れをし
富士の山より美し

2019年8月7日水曜日

希望

暗きトンネル抜けて
ハッとするは<雪国>ばかりでは無く
人の心にありし

この構図を使いし作品
数多きと思いし
辛き心の先に希望なくば
人は生きられぬ

昔昔光あふるる世界があった
いつも晴天と勘違いする
天気があった

現実と思い出の交錯
思い出と意識の中で
探索し
和歌ができた
字数を増やして
詩ができた

私の進行中の現実は
意識中に現実があるか
現実の中に意識があるのか

そのような事実認識は対立なく
私の中にある 

二個と鈴なりの柿

朝部屋を出る
すぐ目の前に広がる風景
冬枯れの前の秋色
そこに置かれた二本の柿の木
一本には二個の柿
もう一本には鈴なりの柿
この差は野鳥の好みか
好まれれば二個嫌われれば鈴なり
そして残り物を食べる人はいない
二個の柿が落ちた時に冬がやってくる
はっきりと
そしてある日一個となり
霜が降りた

葉桜

春爛漫
満開の桜散り始める
過ぎ去りし日々は正にそれだけで
過去の地層の堆積で
それ自身何を語るか
変化をし葉桜の季節
散った花弁の堆積は地層の一つか

落葉樹の山

帰路のバスの中
遠望すれば
落葉樹の山
緑の持つ濃淡が
霞の向こうにある
バスは切通しで右に折れ
昔通った蕎麦屋あり
東京の一地方の感ありて
わが心バスが走るほどの
自由を持ち
不透明な先行きを考える

2019年8月6日火曜日

灰皿

夕焼けの里に
立川から見ると山の中に住む
それでも街道筋は
バスで賑わいができる
ジャズ喫茶でコーヒー飲むには
5,6km 東だ
バスで20分
綺麗なテーブルに灰皿がでる
これだ
最近味わえないのは
昔ヨーロッパへ出かけた
旅先はローマからパリまで
旅のお土産は
リモージュの灰皿
金の模様は
20金とゆうかんじ
只の柄と思いきや
貴重な装飾というわけだ
モダニズム以前の
オーナメントか