2019年3月3日日曜日

展覧会の絵


フェノメナ<夫唱婦随>

夫婦間の意思決定を多数決の原理で行うこととする。
ある決定に対してyes,no,の判断を夫婦が仰ぐとすると

      夫      妻
   1,      yes                yes
         2,      yes                no
         3,      no                 yes
         4,      no                 no

の4通りである。
1の場合は夫婦両者が賛意をしめす。
2と3の場合は意思決定は不明である。
4の場合は夫婦両者が反意を示す。
よって1と4の場合のみ意思決定が可能となる。
それが夫唱婦随の正体であろう。

2019年2月15日金曜日

小さな石橋

昔住んでいた家の前には川が流れていた。北側の垣根に沿っていた幅2m程の川に橋が架かっていた。御影石の一枚岩で出来ている石橋という訳だ。たたいて渡る程のことも無かったが。遠い記憶の中で、私は橋の上で母親と一緒にしゃがみ込んで、道路を通る車の数を数えた。そして数
を憶えた。隣のお菓子屋さんが釣り銭を間違えないと褒めてくれた。そのような記憶は一番古い記憶に思える。幼児体験の一番古いやつだ。そしてその後に様々な記憶が甦る。高木の欅の中どうだんツツジの脇で白人の幼児が戯れる。幼児は棕櫚の木をターンして往復する。(おもちゃの車で)私は私で相手になるのでもなくプラタナスの陰で何かをしている。東西軸の廊下のの脇は廊下と平行にプラタナスが植わりその間が子供の遊び場だ。兵士の息子は本国へ帰り何をしているのだろうか。歳は
10歳ほどはなれているので、もう60歳に近いだろう。彼の記憶には私の記憶はないだろう。

都市

モダニズムの作り出す都市は
墓石建築の集合と見なされた
ミース、コルビジェがその走りか
最近のTVでは定点観測的に
都市の風景が広がる
暮れなずむ都市の風景は
夜景が美しい
一つのビルが一つの照明器具らしき
その照明器具はスマートさを
競い合っている
電気都市東京

夕映えのある風景

どこの国へ落下するのか
つるべ落としの太陽
山の向うには広大な国がでもあるか
その時私の国の空が赤く染まる
夕映えた空と山々
夕映えたその向うが未知の国
つるべ落としの太陽
その時だけ自転速度が早まるかのよう

我が国の西の方角には
広大な中国があった
地平線のある国
其処での夕映えた風景は
其処からも西の果てに映るだろう

2019年2月13日水曜日

フェノメナ<池>

母の実家の近くに、池があった。水の澄んだ奇麗な池である。池の縁に
紅葉の木が生えていた。縁に生えているせいか、根がむき出し一部水没している。その水没している根元に、カエルの卵が見えた。透明な直径
3cm位の管にぽつりぽつりと黒い点が見える。黒い点一つがオタマジャクシ一匹になるのであろう。その池は実家の脇を流れている河の水源地
であった。母はその河に流されて嫁にきたかのようだ。