6畳間の壁にコート類ジャケット類が
ハンガーで吊るされている
黒か紺系でまとめた時代が去り
カーキー色が登場
中綿ジャケットと
ジャンパーがそうなった
今年は暖冬故ロング丈のオーバーコート類
は出番なし
中綿ジャケットはデニム地で仕上がり
結構温かい
常に過去でしかない今
それが時の流れをつくりだす
時の流れは過去を集積化させ
瞬間的な今は過去への始まり
過ぎ去りし時間の
圧倒的多さに
気の重い昨今
過行く時は今年だけではない
生まれしときより今迄
過ぎ去った過去がある
過去の集積
生きた証
その量は年齢にほぼ等しい
未来はは永遠の謎
<明日の同時刻>
は24時間後の未来で
毎日やってくる未来か
永遠にやってこないか
どちらかだろう
一輪挿しがトイレを飾る
床の間に花を生ける
庭にドウダンの花が鈴なり
生垣には花のマチエール
カーポートにはお天気草が咲く
花が語る
花が語る
花の持っているシチュエーション
ある時盲腸炎で入院した
部屋の隅が花で飾られる
目の前に
目の前に
花がある
昔昔老人が灰をまいた
花を支えるカリウム
またある時庭で新聞を燃やした
バラの根元に灰をまく
咲き乱れていたバラが
清楚な感じになり
忘れるころ咲いていた
紫煙と競って
香りが拡散する
マグリットがパイプに言及する
絵画を見れば
多重的な構成
その構成は
キャンバスを砕く
コスモスだから
都会のホテル
一人閉じこもる
喧噪の中
部屋の窓から見えるのは
ドームに行きかう
人々の群れ
人生のテーマを考えさせる
親しき物何も無き世界で
曇天多しこの地方
晴れ曇り雨
比率は如何
それぞれ
体に浸み込む天候よ
神の采配感じつつ
晩年を過ごすか
バスは何時ものように走り
人の技と自然の技ありて
十全
それで体がもつのかや